歯医者の定期検診が好きすぎるから語る
こんにちは、実は歯医者に定期的に行ってる天狗の代表です。
今日は定期検診が好きすぎるから語らせて頂きたい。
歯医者の定期健診とは「健康だけど見てもらいに行ってついでにととのえてもらう」みたいな話しです。
ついでに悪いとこ見つけたら治療してきましょかってノリです。
通常3ヶ月とか4ヶ月に一回行って様子はどんなでしょうか?みたいな話です。
私が定期検診に行くきっかけになったのは単純に歯の調子が悪くて行ったら虫歯があるから治しましょう。
そのまま治したら「次は定期検診ですね」「はい、わかりました」とまんまと流れに乗ったわけであります。
そのついでに歯は大事だから定期的に行こう。と思っただけです。
ですがここ数回行った時にふと疑問が降りてきます。
「あれ、、、俺、案外楽しみにしてない?定期検診、、」
と思い始めました。
歯医者の前日も、終わった後も結構すがすがしい気持ちで生きてますので「あ、俺これ好きだわ」と確信しました。
今日はその確信した部分を語っていこうと思います。
定期検診にはいくつかの工程があるのですがその全てはベールに包まれております。(俺の視界がタオルで塞がれているので何が起きてるかわからない)
このベール越しの感覚と途中何回かある起きていいよのタイムに私が感じている感覚をお話しさせていただければと思う。
0|まず入店したら普通に診察台に通される(ここで混んでる歯医者だと待ち時間が長かったりするので困りますね、歯医者は空いてるに限ります。)
1|最初に歯茎のチェックが入ります。見たことはないですが先の尖った何かで歯茎を押しています。きっと押す事によって歯茎がどれくらい下がるのかを測っているのだと思います。
きっと爪楊枝の先端が丸いくらいのものだと思ってますが、それでも結構な先端でツンツンするやん。
歯茎が下がれば下がるほど柔らかく、弱っているので気をつけましょう。
ここでスタッフの方がずっと呪文を唱えています。
内容はよくわかりません「右から〜3番「ゼンシュウ〜」5番「ゼンシュウ〜」」のように漢字に置き換えれない言葉を発していて「俺の5番はどんくらいの調子なのかわからん!」となります。
もっとABC判定とか五段階評価とかにしてほしい。
私みたいな定期検診すきすきマンはこの時点で
俺の知らない言語でお経が唱えられている!ありがたい!
となります。
この時に一番痛いところが前歯の歯茎になります。これは個人差があるのか知りません(人と歯科検診の話なんてしない)
私の場合前歯2本の歯茎をぐりぐり押されると激痛が走ります。
歯医者の椅子がなければこれぐらい行ってます
この痛みを感じた時私は「始まったぞ!!!」と
脳内で角笛が響き渡ります。
ぷおぉぉぉ〜ん!
定期検診はここさえ乗り越えればあとは極楽なのでここは耐えます。
スタッフの気分やその時の俺の歯茎にもよりますが、1回だけの時もあれば2回だけの時もあります。
ここで痛みによってアドレナリンが出始めます。
ここで言うアドレナリンは=快楽物質ですので、サウナみたいな話です。(どうゆうこと)
整うための前段階として痛みに耐えたという意味になります。
2|無事にアドレナリンちょろちょろ、お口ぺっぺ(うがい)をした後はまた視界を塞がれてクリーニング続行。
第二段階では細くて強い水で歯の汚れをとって行きます。
音だけ聞くと結構「ぴー!!!」って言ってるから「ひよこかな?ひよこじゃないよ細い水だよ」と何回なったことか。(嘘です)
ちょっと楽しすぎてどの段階で血が出てるのか忘れましたけど多分この水責めをされると歯茎から出血が始まります。
どんだけ強い水やねん
とあなた(読者)も思ってますでしょう。
私も思います。
この水責めはサウナで言う水風呂だとかうまいこと言いたいけど全然ちがったからこの話は忘れてください。
細い水で歯茎を押されると指圧のような効果があると思います。
水流という圧がかかっているので歯茎が整体に行ったみたいな話になります。
歯医者=歯茎整体
と言ってもいいでしょう。
人通り歯茎整体が終わるとやっと私の視界が開けます。
「椅子起こしますね〜、うがいどうぞ〜」
「待ってました!!!」(心の声)
うがいをすると口の中から血が出て行きます。
この時私は「やったぜ!!!体の悪い部分が血となって出て行った!」(モンゴルの思想)
と思います。
指圧されて体の毒素が出ていく様をみると人は(俺は)テンションあがります。
そして思う
「よーしこの調子で次行ってみよう!!!」
3|ここで最高の削りフェーズが始まります。
歯石というものをご存知か?これは私だけがたまるわけではなく人類みな溜まっておるもんじゃ(きっと)
この歯石、、、、てか歯石って表現が正しいのか知らんからよくわからんけ
「歯に付着した硬めのやつ」をここでゴリゴリ削ります。
私の中ではこうゆう粘土削るためのヘラで歯の表面をガリガリ磨いていくイメージ。
タオルで見えないし椅子起こされても周りにある器具を凝視して探すのも恥ずかしいのでずっと歯医者の器具は自分の想像であり続けている。
歯の表面をなめらかにゴシゴシされている時間はもうなんか
汚れを取られているフライパンのような気持ち?
洗車機に入ってる車のような気持ち?
甲羅を歯ブラシでごしごしされてる亀の気持ち?
音もカリカリ聞こえてきて「取ってるな〜!!取ってるなぁ〜!!!!!取ってるなぁ〜!!!!!!!!!!」って思えるからスキ。
ここで1回クールダウンが入るのでサウナでいう所の外気浴です。
4|そしてここで最大の流血チャンスが生まれます。
「フロス」です、視界を奪われた私でさえわかる「フロス=糸ようじ」
歯医者のフロスは市販のよりいいと思ってる(勝手な意見ですので参考になさらないでください。)
取手がついたタイプではなく歯医者のフロスは無骨な糸のみの形状。
これで全ての歯間をぐりぐりやって行きます。
ここが一番の荒々しいポイントで水流で温まった私の歯茎を糸でぐいぐい押して行きます。
前歯小田和正事件からアドレナリン、歯茎指圧を経て私はここで「俺の歯茎の神経全部どっか行ったか?」ってくらい痛みを感じる事なくただただフロスを受け入れています。
そして自分自身で気づかないのが不思議なくらい流血してます。
「椅子起こしますね〜うがいどうぞ〜」からの「待ってました!!!」
ここが一番の見せ場です。
今日一番の毒素を出して第3フェーズ終了。(モンゴルには家畜の悪い所を意図的に傷つけて出血させることで健康にするという方法があります。)
ここで私の戦が終わります。
再び角笛が鳴り響く、ぷおぉぉぉ〜〜〜ん。
お、俺は、、、また生き残っとしまった、、、健康!健康!!!
5|最後は歯の表面を磨き上げるととのうフェーズに入ります。
俺の中では柔らかくてぐるぐる回る装置なんですが
よく見る牛がぐるぐる回るのに体をこすりつけて目を細めているあれです。
これの歯バージョンで磨き上げられているのだと思ってます。わしゃ牛か!
今までのぴー!だのウィーンだのガチャガチャだのの激しめの音とは違い心地よい静かな音で「うぃ〜〜〜〜ん」と言っているのも心地がいいポイントです。「あぁ、、これで終わるのだな。」となります。
キシリトール的な爽やかな香りもついてるし最高のととのいです。
まるで洗車機に入っている車のy、、、これさっき使ったな
最後のうがいふぇーずが始まります。
ここでは今までの流血とは違い緑の液体が口から出てきます。
「え!?エイリアン?」とはなりませんが、「あぁついに俺もロボットに、、、」ともなりません。
さっきの爽やかな香りの正体が流れていく。。。ただそれだけです。
こうして定期検診も終わり帰る頃には口周りの血行がよくなりなんだか気分が上がっている実感が湧いてきます。
自分の健康に投資したという自己肯定感もあがりますし、整体やサウナに行った後の不思議な高揚感もあります。
痛みを乗り越えた先にある健康は病みつきです。
みなさんも歯医者の定期検診行ってみてはいかがですか?
ありがとうございました。
コメント
コメントを投稿